目標達成シート

from【院長 金丸】



先日、メジャーリーガー大谷翔平選手の高校時代の「目標達成シート」なるものをテレビで拝見した。

高校生の時点で、あれほどまでに目標が明確で、尚且つその目標を次々と達成していった高校生の大谷選手を尊敬してしまいました。

自分の可能性にワクワクしながら目標達成シートを作成したんだろうと想像できる内容だったので、楽しみながら作成したんだと思う。

そんな大谷選手と違って、私自身は数値目標というものに夢中になれない。

毎年年始に税理士事務所に依頼されて経営者としての数値目標は立てるけど、それに対してイマイチ集中ができない。

それよりも、新しい治療方法の研修会に参加するとか、スタッフ教育に力を入れるとか、歯科医師としての研鑽に有意義さを感じる。


正直に言うと、年始の数値目標の設定は憂鬱になる(税理士さんすみません。。。)。


大前提として、私たちが医療人が行っている医療行為は良い行為であって、人を幸せにするために行っている。


では、もっと多くの人を幸せにするにはどうすればいいか。

それを考えた時に、私たち医療人は成長する以外に道はない。

歯科大学時代に学んだこと、開院する前に修行した時に学んだことだけで歯科医師としての学びを終わらせることは考えられない。

良い事であるなら、安定して継続させなければいけない。

継続するためには、未来への投資も必要になる。


優秀なスタッフを雇用し続ける必要もある。

スタッフが良い教育を受けられるように教育環境を整える必要もある。
そしてここで働くスタッフに成長し続けてもらうには、クリニックが成長し続けなければいけない。

クリニックの成長が止まったら、そこで働くスタッフの成長は難しい。

スタッフの採用が上手くいき、優秀なスタッフが長く定着してくれれば、クリニックも良い医療を患者さんに提供し続けることができる。

だからこそ、クリニックは成長し続けなければいけない。

利益とはその成長のためにあるのであって、ただ出せばいいわけではない。


利益とは、クリニックを維持する条件であって、目的ではない。

これからも自己研鑽とスタッフ教育に力を入れていくためにも、未来に投資をしていきたい。

良い患者さん、良いスタッフに恵まれて、開院前に自分で描いていたクリニックに近づいて来たと思う。

だけど、これからももっともっと良いことができると私は確信している。

スタッフと更に研鑽を重ねて成長して、地域医療に貢献していきたい。