ベーシック(行動指針)


診療現場における
「5つの行動方針(Basics)」について

1.「想い」を行動に移します
2.前向きな心で成長し続けます
3.建設的な発言を心がけ、チームで成果を出します
4.スピード感を大切に行動をします
5.互いの成長を喜び、組織と個人の成長を目指します

5つのベーシックスとは、かなまる歯科クリニックで働くスタッフにとっての「行動指針」です。

行動指針とは、日常活動において特に心がけるべき行動の在り方を示すものです。

なぜ「行動指針」が必要なのでしょうか?

物事に直面したとき、どんな行動をとるかは、その人が普段からどのような思考をしているかが明確に現れます。

例えば、日ごろから「困っている人がいたら迷わず助ける」と心に決めて行動している人とそうでない人では、咄嗟の行動や判断に差が生まれます。

ですから、自分が「こうありたい」と思う姿を明確にし、そこに近づけるよう日ごろから行動することは非常に大切なことなのです。

私たちが掲げる5つの行動指針は、とてもシンプルなものです。

私たちはここに挙げた5つを理解し、それぞれが考え・実行に移すことを何より大切にしています。

1.「想い」を行動に移します

私たちが提供する医療・サービスは、患者様に伝わってはじめて価値を生み出します。

いくら患者様のためを思っていても、自分の実力が足りなかったら十分な治療を提供できません。

どれだけ患者様の役に立ちたいと思っていても、言葉遣いや身だしなみが悪ければ、患者様は「話しかけないで欲しい」と感じるかもしれません。

ですから「私たちがどう伝えたか」よりも「患者様にどう伝わったか」にまで注目しなければなりません。

患者様が治療を終えて医院から出るとき、どのような気持ちになっているか?それが全てなのです。

これは日常生活にも同じことが言えます。

友人・家族・恋人に自分の想いを伝え、コミュニケーションを深めていくのであれば

「相手が今どのように感じているか?」

まずはここにフォーカスするべきです。

私たちは、目の前の仕事が、患者様の満足や安心、喜びにつながっているか?ということを常に考えながら仕事に取り組みます。

2.前向きな心で成長し続けます

私たちは、常に自分の成長を求めます。そのため、今できないことにも積極的に取り組みます。

挑戦を続ける中では、思うようにいかないこともあるでしょう。他のスタッフと自分を比較して焦りを感じることもあるかもしれません。

しかし私たちは、それをネガティブなことだとは考えません。たとえすぐに目標を達成できなくても、その過程からは大きな学びと経験が得られるからです。

何かに挑戦するとき、こうした「前向きさ」があれば、あなたの成長は止まりません。前向きさは、目標へ近づく一番の原動力になります。

3.建設的な発言を心がけ、チームで成果を出します

かなまる歯科クリニックには、職種・役職・年齢・社会経験の違う様々なスタッフが働いています。たくさんの仲間がいて、それぞれが同じベクトルに向かって大切な役割を担って活動しています。

一人で成果を上げることと、チームで成果を上げることは勝手が全く違います。

バランスの良い組織とは偶然生まれるものではありません。お互いを尊重し、支え合う気持ちの上に成り立つのであって、同じ方向を向いていなければ一つの形を保ってはいられません。

私たちは一人ひとりがチームの一員として大切な役割を担っていることを自覚し、建設的な発言とコミュニケーションを行うことで、信頼関係をはぐくみ、チームワークを高めていきます。

4.スピード感を大切に行動をします

「スピード」というと慌ただしく感じるかもしれませんが、ここでいうスピードとは「時間を大切にする」という意味を含んでいます。

時間は誰にとっても有限です。患者様は、限られた時間の中で歯医者に足を運んでくださっています。もしかすると、有給や仕事や家事の合間を縫って時間を作って下さっているかもしれません。

時間を大事にするために私たちができることは、治療の前の説明、準備、治療中の効率的な動き、待ち時間の少ない予約管理、会計、、一つ一つのアクションのスピード感を速め、常に患者様をリードしていくことです。

想像してみると分かりますが、待ち時間が長い病院では患者様も予約時間に遅れることに抵抗がなくなっていきます。

反対に、いつも時間通り診てくれる病院では、患者様も自然と予約時間をきっちり守ってくださるようになっていきます。

私たちは患者様の時間を大切にすることで、全員の時間を最大限活用できるように取り組んでいきます。

5.互いの成長を喜び、組織と個人の成長を目指します

私たちは、「医院の成長」と「スタッフの成長」のバランスを大切にしています。

例えば、「医院の成長速度」が「スタッフの成長速度」を超えてしまうと、医療やサービスの質が追い付かず医療として成り立ちません。

また「スタッフの成長速度」が速いのに医院が古い体制のままでは正しい評価もできずスタッフの定着率が悪くなっていきます。

スタッフの成長なしに医院の成長はありませんし、医院が成長せずに個人だけが成長することもあり得ません。

私たちは、スタッフと医院がともに成長・発展して成果を分かち合える組織を目指しています。